[ トピックス ]

深層断面/東日本大震災7年 防災データ、官民で共有

(2018/3/12 05:00)

地震国日本では観測網の充実は防災・減災に不可欠。だが、観測網整備には多大なコストと時間が必要だ。そこで巨大地震への防災対応力を高めるため、企業が独自に持つ地震観測データの活用が始まっている。国の地震観測網に民間のデータを統合した「超高密度観測」は、避難や救助、復旧活動の効率化を可能にする。(曽谷絵里子、冨井哲雄)

  • MeSO−netの観測点(防災科学技術研究所提供)

■企業の“網”統合

現在、首都圏では「首都圏地震観測網」(MeSO―net=メソネット)として2キロ―5キロメートル間隔、約300カ所に地震計が設置されている。緊急地震速報、震度予測の高精度化に貢献し、地震研究の基礎になっている。だが、実際の防災・減災活動に生かすには「数百メートル間隔で観測できるのが理想」(東京大学地震研究所の平田直教授)。ただ、観測点の増設はコストや維持管理...

(残り:2,464文字/本文:2,864文字)

(2018/3/12 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

深層断面のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン