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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/3/15 05:00)
【名古屋】豊田合成は14日、三重県いなべ市に燃料電池車(FCV)用の高圧水素タンクをつくる新工場(写真)を稼働すると発表した。既に建屋の建設を終えており、2020年代初頭に稼働する。投資額は約120億円。以前からFCVの市場拡大を見据えて水素タンクの開発を進めてきており、新規受注を機に新工場を建設する。
新工場の生産能力や受注先などは明らかにしていない。新工場は敷地面積が約13万平方メートル、建築面積が約2万1000平方メートル。従業員は稼働時に約100人を見込む。
FCVのエネルギー源である水素は原子が小さく、金属材料では透過したり、劣化してしまったりする。豊田合成が開発している高圧水素タンクは樹脂、炭素繊維、ガラス繊維の3層構造を実現するなど、耐圧性と気密性の両立を図る。従来のFCV向けにはタンク内側のライナー部などを手がけてきた。
燃料電池車(FCV)を巡っては、トヨタ自動車が...
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(2018/3/15 05:00)
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