[ ICT ]
(2018/3/26 05:00)
【ワシントン=ロイターES・時事】米司法省が通信大手AT&Tによるタイム・ワーナー買収計画阻止に向けて起こした訴訟の審理が始まった。
審理初日の冒頭陳述で、司法省の弁護人クレイグ・コンラス氏は、AT&Tによるタイム・ワーナー買収は競争阻害と値上げを招く「武器」をAT&Tに与えることになると主張し、買収計画を阻止するよう訴えた。
コンラス氏によると、買収によって年間4億ドル超、契約者1人当たりで平均で月0・45ドルの値上がりにつながると主張した。
さらに、AT&Tによるタイム・ワーナーのコンテンツ利用は革新への妨げになると指摘。買収は「競争を阻害する武器」とし、「タイム・ワーナーはAT&Tの武器になる」と言明した。
AT&Tの弁護人ダニエル・ペトロチェリ氏は、米政府側の主張を「時代遅れ」で「現実からかけ離れている」と批判した。
買収によって契約者が支払う料金は実際のところ0・50ドル下がると説明。その上で「司法省は、買収によって競争が低下することを証明できない」と主張した。
審理は6―8週間続く見通し。
(2018/3/26 05:00)
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