[ ICT ]
(2018/3/27 05:00)
日本HP(東京都江東区、岡隆史社長、03・5749・8363)は、コンピューターウイルスなどの攻撃を受けた後に自己回復する新セキュリティー技術をノートパソコンなどに搭載する。最近では4・2秒ごとに新しい攻撃が生まれる一方、セキュリティー対策の弱いオフィス外で働くことが増えている。攻撃を全て防御することは困難なことから、これを前提に、被害の緩和と復旧の機能を高めて事業停止のリスクを低減する。
法人向けノートパソコン2機種とモバイルワークステーション1機種に新技術を搭載し、4月上旬から順次発売する。「HPエリートブック850G5ノートブックPC=写真」の価格は、17万9800円(消費税抜き)から。
日本HPの技術は、パソコンに搭載しているセキュリティー専用のハードウエアが特徴。このハードウエア内に、基本入出力システム(BIOS)のバックアップや回復のためのファームウエアなどを準備し、攻撃や被害を監視している。既存製品で提供していたBIOSの自己回復に加え、新たに搭載した機能「HPシュアラン」は基本ソフト(OS)にも自己回復機能を拡張した。「HPシュアリカバー」はインターネット接続があれば、自動的にソフトウエアイメージを復旧する。
(2018/3/27 05:00)