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[ 科学技術・大学 ]
(2018/4/8 07:00)
英スコットランドにあるスカイ島の約1億7000万年前(ジュラ紀半ば)の地層から、草食や肉食の恐竜の足跡化石が多数見つかった。エディンバラ大などの研究チームが5日までにスコットランドの地質学誌に発表した。
草食恐竜は首が長く、四足歩行する竜脚類の「ブレビパロプス」、肉食恐竜は二足歩行する獣脚類の「ユーブロンテス」の可能性がある。これらの恐竜は過去に足跡の化石しか見つかっておらず、今後骨格や歯の化石が特定されれば、具体的な姿が明らかになると期待される。
調査した足跡は約50個あり、大きな物では草食恐竜の後ろ足で長さ67センチメートル、肉食恐竜では長さ53センチメートルだった。大きな個体の体格は腰の高さが2メートル超あったと推定された。
化石の発見場所は約1億7000万年前には海岸近くの湖沼で、恐竜が浅瀬を歩いた際に足跡が残ったと考えられる。魚の化石や貝殻も一緒に見つかった。(時事)
(2018/4/8 07:00)