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[ 科学技術・大学 ]
(2018/4/20 05:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、有機物や水がある可能性がある小惑星「リュウグウ」に向かう探査機「はやぶさ2」の進捗(しんちょく)状況に関する会見を開き、はやぶさ2がリュウグウに向けて順調に航行していると発表した。リュウグウとはやぶさ2の距離は26万キロメートル。第3期イオンエンジンの総運用時間の7割を完了した。
はやぶさ2プロジェクトチームの津田雄一プロジェクトマネージャは「イオンエンジン運用は総時間の7割を完了し、小惑星到着への準備が整ってきた。動いている小惑星にタイミング良く到着するのは難しく、残り3割を慎重に運用する必要がある」と気を引き締めた。現在、小惑星到着時の運用に向け、チームでの運用訓練を行っている。はやぶさ2は6月5日までイオンエンジンを噴射し、6月21日―7月5日にリュウグウに到着する。その後小惑星表面の試料を採取し、2020年末ごろ地球に帰還する計画だ。
(2018/4/20 05:00)