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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/21 05:00)
三井E&Sホールディングス(HD、旧三井造船)傘下の三井E&S造船(東京都中央区)は、防衛省から海上自衛隊向けの音響測定艦1隻を受注した。契約額は183億2220万円。就役は2021年春の見通し。周辺海域を監視し、各種兆候を早期に察知する態勢強化に貢献する。三井E&S造船が音響測定艦を建造するのは約29年ぶりという。
受注したのは海洋における潜水艦などの音響情報を収集する「ひびき」型の3番艦(基準排水量約2900トン)。三井E&S造船の玉野事業所(岡山県玉野市)で建造する。同社は1番艦を91年に、2番艦を92年にそれぞれ竣工しており、それ以来となる。
玉野事業所は防衛省や海上保安庁向けなどの艦艇や官公庁船を手がけており、今後2―3年は高水準の操業を見込む。17年8月には、防衛装備庁が18年度以降に建造する新護衛艦について、主事業者の三菱重工業の下請けとして選定された。
三井E&S造船は商船事業の採算悪化で赤字が続いており、常石造船(広島県福山市)と提携するなど構造改革を進めている。国内では引き続き、艦艇や官公庁船を中心に技術開発、技能継承を進め、国防や安全保障に貢献していく方針だ。
(2018/5/21 05:00)
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