ＶＲ分身にも“感覚” 豊橋技科大と東大が発見（動画あり）

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  （左）手袋と靴下のみのＶＲ分身（右）全身ＶＲ分身（豊橋技科大提供）

透明人間にも身体感覚―。豊橋技術科学大学大学院の近藤亮太大学院生と北崎充晃教授、東京大学の稲見昌彦教授らは、自分の身体と同じ動きをする透明人間に、自分の身体を動かしているような感覚を感じることを発見した。仮想現実（ＶＲ）システムなどでキャラクターを操る仮想社会で、人体から解放されたコミュニケーションがどういったものになるか考えるための知見になる。

実験では学生の身体の動きを計測し、ＶＲシステムでリアルタイムに動きを再現した分身をみせた。自分の身体と同じ動きをする手袋と靴下だけの「ＶＲ分身」でも、自分の身体を動かしているように錯覚した。

全身を再現したＶＲ分身でも同じ実験をしたところ、手袋と靴下だけの分身と有意な差がなかった。