[ 政治・経済 ]
(2018/5/29 05:00)
【宇都宮】陸上自衛隊北宇都宮駐屯地(宇都宮市)は27日、駐屯地開設45周年記念行事を開いた。式典には福田富一栃木県知事らが来賓として参加。30機を超える航空機が集結して機動飛行などを披露したほか、ヘリ操縦教官による編隊「ブルーホーネット」によるアクロバット飛行が披露された。同駐屯地には陸自のヘリコプターパイロットを養成する航空学校宇都宮校や第12ヘリコプター隊第1飛行隊などがある。
晴天の下、練習用ヘリ「TH-480B」の6機編隊のブルーホーネットが一糸乱れず華麗な飛行を披露すると、来場した一般参観者からは大きな歓声と拍手が沸き上がった。同県の消防防災ヘリ「おおるり」も参加し、機体下部から消火用水を散布。
駐屯地所属以外の陸上、海上、航空各自衛隊からもヘリや固定翼機が参加した。さらに同県の警察ヘリや民間の航空機が展示されるなど、固定翼機計14機、ヘリ計20機以上が勢ぞろいする催しとなった。
同駐屯地は旧中島飛行機の飛行場として1944年に運用が始まり、45年には宇都宮製作所として稼働。旧陸軍の四式戦闘機「疾風」が生産された。戦後は、米軍、陸海空自衛隊の拠点を経て、73年に現在の駐屯地となった。SUBARU(スバル)航空宇宙カンパニー宇都宮製作所南工場と隣接しており、1700メートル滑走路1本を備える。
(2018/5/29 05:00)