大阪北部地震／茨木商工会議所・高槻商工会議所、被害対応へ相談窓口

茨木商工会議所と高槻商工会議所は大阪北部の地震発生を受け、中小企業や小規模事業者向け「特別相談窓口」をそれぞれ開設した。

茨木商工会議所には多数の相談が寄せられている。「ガラスが割れた」「柱がむき出しになっている」など建物に関するものが最も多く、応急判定を随時行っている。担当者によると「今後操業できるかどうか不安を募らせる相談者が多い」という。

ある食料品メーカーは商品を作る機械自体に故障はないが、物流設備が壊れ輸送できないなどの被害が出ている。水道管が破裂して原材料が水浸しになり、使い物にならなくなったという甚大な被害が出た企業もある。

高槻商工会議所は担当者が会員企業の訪問もし、被害状況の把握に努めている。担当者によると高槻市はガスの復旧が遅れており、食料品を扱う小売店では「ガスが止まったから料理ができず、消費者が買うのを控えている」と売り上げ減少に悩む声があった。営業できない飲食店も多数あるという。