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[ エレクトロニクス ]
(2018/6/27 12:30)
【ニューヨーク=時事】米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)は、26日発表した新たな経営戦略で、ヘルスケア部門をスピンオフ(分離・独立)し、傘下の石油サービス会社ベーカー・ヒューズを売却する計画を明らかにした。
GEは金融部門を手放すなど事業の効率化を進めてきた。今後は航空、電力、再生可能エネルギーの各部門に経営資源を集中させ、収益基盤の強化を図る。
ヘルスケア部門の昨年の売上高は190億ドル(約2兆1000億円)超で、分離後も「GE」ブランドを維持する予定。手続きは1年~1年半で完了させる。昨年買収したベーカー・ヒューズについては、保有する62.5%の株式を2~3年以内に全て売却する。
多岐にわたる事業展開で大企業に成長したGEだが、近年は業績や株価が低迷。26日から代表的な米株価指数であるダウ工業株30種平均の構成銘柄から除外された。
(2018/6/27 12:30)