挑戦する企業／大日本印刷（１）39年ぶり社長交代 第３の創業 受注体質脱却

「世の中の変化が早くなり、我々のビジネスも変化せざるを得ない局面に来ている。若い世代が引っ張っていくべきだ」。大日本印刷会長の北島義俊（よしとし）は６月、３９年間務めた社長の職を長男で副社長の北島義斉（よしなり）へと託した。紙器や軟包装など、出版印刷以外の分野に進出した過去の成功体験は同社にとって“第２の創業”だった。「受注体質から能動体質への変革」を目標に掲げる新社長は、“第３の創業”を成し遂げ...