[ トピックス ]

台風21号/企業動静 トヨタ自動車ほか

(2018/9/5 05:00)

  • 瀬戸大橋で強風にあおられ横転したトラック(4日、香川県坂出市=県警提供)

●2直目の稼働休止

トヨタ自動車は全国の自社工場で4日朝からの1直目は稼働させていたが、同日夕方からの2直目の稼働を休止した。5日は1直目から通常稼働を計画する。

●昼間の操業停止

ダイハツ工業は4日、本社(大阪府池田市)と滋賀(滋賀県竜王町)、京都(京都府大山崎町)の3工場が昼間の操業を停止した。本社工場は公共交通機関が運行を止めたため、夜間操業も休止。滋賀工場は夜間から操業を再開した。京都は夜間操業予定がなかった。5日は全工場が通常稼働する。

●子会社操業停止

三菱重工業は子会社の三菱重工工作機械(滋賀県栗東市)は、4日の操業を取りやめた。

●10工場終日休業

三菱電機は4日、和歌山県と香川県、兵庫県、京都府内で工場10拠点、支社1拠点、研究所4拠点を終日休業した。加えて中部と北陸地域の工場と支社にも、早期の帰宅指示を出した。

●家電、操業を停止

パナソニックは台風21号の影響から、家電分野の社内カンパニー「アプライアンス社」の本社機能と工場がある滋賀県草津市の事業所が4日終日、操業を停止した。鉄道の運休の影響など、大阪府門真市の本社を中心に通勤に支障をきたす社員は在宅勤務とし柔軟対応した。

●八尾事業所を休業

シャープは4日、冷蔵庫の製造、家電製品の研究開発、コールセンター業務などを手がける八尾事業所(大阪府八尾市)を終日休業した。5日以降は通常通り稼働の見通し。その他の事業所では安全第一を前提に、自宅待機や早期帰宅を従業員の判断に任せた。

●工場・本社を休業

ダイキン工業は4日、大阪府内にある業務用空調機器の工場や、滋賀県にある家庭用エアコンの工場などを操業停止した。大阪市内の本社も休業した。

●奈良工場を休止

アマダホールディングスはのこ刃を生産する小野工場(兵庫県小野市)の従業員を原則として自宅待機させた。ダイヤモンド工具などの奈良工場(奈良県大和郡山市)は休止した。

●製造拠点通常稼働

ロームは4日、京都市右京区の本社や京都駅前、名古屋の各拠点や、京都府亀岡市にある子会社を臨時休業にした。ただ本社にある生産ラインも含めた製造拠点は通常稼働。

●全社で休業

オークマは10時20分に愛知、岐阜県にある全工場の操業を中止したほか、同時刻で本社(愛知県大口町)など全社で休業した。

●全工場の操業中止

ヤマザキマザックは4日、愛知、岐阜、三重県にある全工場の操業を見合わせたほか、本社(愛知県大口町)も一部の部署を除いて休業した。

●大阪事業所を休業

堺化学工業は4日、台風接近に伴い、本社と大阪府内の事業所を臨時休業した。対象は本社(堺市堺区)、堺事業所(同)、中央研究所(同)、泉北工場(大阪府泉大津市)と大阪の営業部門。5日から通常営業を再開する予定。なお、東京の営業部門と福島県いわき市内の各事業所は通常通りだった。

●塗料工場を停止

日本ペイントホールディングスは塗料を製造する大阪府内の複数の工場や愛知県の高浜工場などで4日午後の稼働を停止した。同日の製品や材料の入出荷分は、午前中に全て対応を図った。5日以降は通常稼働の見通し。

●生産に支障なし

カネミツは交通機関の運転見合わせなどの影響を受け、本社・明石工場(兵庫県明石市)と加西工場(同加西市)三木工場(同三木市)で、出社や帰宅が困難な従業員には出社を控えるよう3日時点で指示した。同社は4日、「工場には自家用車で出社する従業員が多く、生産に支障はない」としている。

●自宅待機

小野薬品工業は中部以西の地域は自宅待機。5日以降は本社は通常通りの業務とした。

●休業前倒し決定

音羽電機工業(兵庫県尼崎市)は3日午後の時点で内規に基づき4日の臨時休業を決めた。早朝からの運休を事前に公表したJR西日本で遠方から通勤する社員も多いため。本社の社員数は110人。「JR西が早めに運休を決め、それに引っ張られる形で休業も前倒しで決定した」(総務課)という。

●臨時休業

松本機械販売(堺市堺区)は台風接近のため、4日終日を臨時休業とした。

●本社を終日休業

兵庫精密工業所(神戸市兵庫区)は4日、交通機関の運休や顧客の臨時休業などで本社(同)を終日休業した。兵庫県内の2工場の従業員は2―3時間前倒し出社、操業時間を短縮し午前10時までに切り上げた。同社の阿倉和哉社長は「5日以降、操業時間を数時間ずつ延長して生産を補完する」としている。

●鍛造製品工場停止

ミヤジマ(滋賀県多賀町)は建設機械や農業機械用のシャフト部品など鍛造製品を手がける本社工場の操業を4日午前中で停止し、従業員39人を退社させた。5日は通常操業に戻す計画。

●柔軟に対応

ノボル電機製作所(大阪府交野市)は4日、本社の社員約80人のうち半数弱が出社した。近隣から通う社員が多いため、安全優先を前提に3日午前の時点で社員の判断に任せる指示をした。猪奥元基取締役総務部長は「出社しても利用する鉄道が止まる前に早期帰宅するなど、個別の事情に合わせ柔軟に対応する」としている。

●本社・八尾で休止

中原化成品工業(大阪市平野区)は本社工場と八尾工場(大阪府八尾市)を4日の終日、可児工場(岐阜県可児市)は同日午後の稼働を休止した。従業員の安全確保のため。福光工場(富山県南砺市)は17時までの業務とした。5日以降は通常稼働の見通し。

●軸受工場を休業

旭精工(堺市西区)は本社・工場を臨時休業した。同社は軸受ユニットなどを生産する。

(2018/9/5 05:00)

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