[ ICT ]
(2018/10/13 06:30)
中国最大のインターネット決済プラットフォーム「アリペイ(支付宝)」は、サイバー攻撃者が、盗んだアップルIDを用いて顧客アカウントに侵入、資金を奪ったとユーザーに警告した。アリペイのセキュリティーが侵害されるのは異例。盗まれた金額は明らかにしていない。
螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)を親会社とするアリペイはソーシャルメディア「微博」のブログで、アップルに連絡してセキュリティー侵害の真相究明に取り組んでいることを明らかにした。同社はテンセント・ホールディングス(騰訊)のウィペイを含む決済サービスとアップルのIDを関連付けているユーザーに対し、取引上限を引き下げてさらなる損害を防止するよう警告した。
ハッカーによるアップルIDの入手経路は不明。アップルの担当者から回答は得られていない。
アリペイは「アップルがこの問題を解決していないことから、アリペイやウィペイ、クレジットカードなどの決済手段にアップルIDをリンクさせているユーザーは、窃盗被害を受ける恐れがある」とブログ上で注意を促している。(ブルームバーグ)
(2018/10/13 06:30)