[ ICT ]
(2018/10/27 07:00)
【シリコンバレー=時事】米IT大手グーグルのピチャイ最高経営責任者(CEO)25日、従業員に宛てた電子メールで、過去2年間で48人をセクハラを理由に解雇したと明らかにした。うち13人は上級管理職以上だった。いずれも退職金は支払っていないという。
米紙ニューヨーク・タイムズは同日、グーグルが、性行為を強要されたという内部告発のあった元幹部に9000万ドル(約100億円)の退職金を支払っていたと報道。これを受けて、グーグルはメールを米メディアなどに公開した。
この元幹部は携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の開発者として知られ、2014年に退社したアンディ・ルービン氏で、ツイッターで「多くの間違いと誇張が含まれている」と反論した。ピチャイ氏は、報道の細部には立ち入らず、「権限のある人々による不適切な行為にはより厳しく対処している」と強調した。
(2018/10/27 07:00)