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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/11/6 17:00)
【北京=時事】中国広東省珠海市で6日、中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)が開幕した。新型のステルス軍用無人機「彩虹(CH)7」の実物大モデルが初めて公開され、中国メディアは、米国の最新鋭無人機に迫る性能を持つと報道。2019年にも初飛行を行う見通しだ。航空ショーは2年に1回開催で、11日まで開かれる。
6日付の中国英字紙チャイナ・デーリーなどによると、CH7は全長10メートルで幅22メートルの全翼機。巡航速度マッハ0.5~0.6で高度10~13キロメートルを飛行する。探知能力にも優れ、開発した国有企業の中国航天科技集団は、米軍のステルス戦闘機F22を捕捉することが可能だと説明している。
CH7の大量生産と実戦配備は22年ごろを想定。軍用無人機の開発は米国が先行しており、11年にイランで墜落した米軍のRQ170の情報を中国が入手したという見方もある。航天科技集団はこれまで10カ国以上に無人機を販売しており、CH7も「市場で入手できる唯一のステルス無人機」(チャイナ・デーリー)として輸出される予定だ。
(2018/11/6 17:00)