[ ICT ]
(2019/1/6 05:00)
【シリコンバレー=時事】ドイツの裁判所による米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売差し止め命令をめぐり、携帯用半導体大手の米クアルコムは3日、命令の執行に必要な保証金13億4000万ユーロ(約1600億円)を差し入れたと発表した。アップルは上訴する意向だが、上訴手続きの間、命令は効力を持つという。
ドイツ南部ミュンヘンの地方裁判所は昨年12月20日、アップルが特許を侵害しているとするクアルコムの訴えを認め、「7」「8」「X(テン)」など旧機種の販売停止を命じた。「XS」「XR」など最新機種は対象に含まれていない。
クアルコムによると、地裁はアップルに再販業者から該当する機種を回収することも命じた。一方、アップルは以前の声明で、直営店での販売は停止するものの、再販業者や通信会社を通じて全機種の取り扱いを継続できるとの見解を示していた。
(2019/1/6 05:00)