[ 金融・商況 ]
(2019/1/9 14:00)
仮想通貨2位のイーサリアム(イーサ)から派生した「イーサリアム・クラシック」(ETC)が、一部マイナー(採掘者)による攻撃を受け続けている。同仮想通貨の開発資金を提供するグループが明らかにした。
仮想通貨交換事業者コインベースは7日、ETCのブロックチェーンに「大規模な再編」が見られ、その結果、同仮想通貨の約110万ドル(1億2000万円)相当が2回利用されたと説明。これは、ネットワークを支える一部のコンピューターが取引を改ざんする、いわゆる51%攻撃を示唆している可能性がある。
イーサリアム・クラシック・コーペラティブの米国担当ディレクター、アンソニー・ルサーディ氏は8日の電話取材に対し「実際に起きたことで、コインベースの発表はどれも正確だ」と語った。
コインベースはETCの取引を停止しており、他の交換業者も同様の措置を講じる可能性が高い。データ提供のコインマーケットキャップ・ドット・コムによると、同仮想通貨は時価総額で18位だが、先週以降で約7.3%値下がりしている。(ブルームバーグ)
(2019/1/9 14:00)