【電子版】米テスラ、34歳のカークホーン氏が新CFOに就任へ アフジャ氏の後任

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  イーロン・マスクCEO（中央）とディーパック・アフジャCFO（左から2番目）（10年6月、ニューヨーク＝ブルームバーグ）

　米コンサルティング会社のマッキンゼーを経て、20代半ばで米電気自動車(EV)メーカーのテスラに入社したザック・カークホーン氏。そのカークホーン氏が、混乱が続いている同社の財務部門を引き継ごうとしている。

　米テスラは、カークホーン氏（34）がディーパック・アフジャ氏の後任として最高財務責任者（CFO）に就任することを発表した。現CFOのアフジャ氏は数カ月以内に退任する。1月31日、イーロン・マスク最高経営責任者（CEO）が2018年10－12月（第4四半期）決算に関する電話会議の最後に発表した。

　18年はテスラから幹部が相次いで流出し、特に財務部門で退職者が目立った。同年9月には最高会計責任者に就任して1カ月足らずのデーブ・モートン氏が辞任。世界財務・運営担当副社長のジャスティン・マカニア氏も10月に同社を去った。

　アフジャ氏は15年にいったん引退したが、その1年3カ月後に後任のジェイソン・ウィーラー氏がCFO退任を発表したのに伴い復帰していた。マスク氏によると、アフジャ氏はCFO退任後、シニアアドバイザーを数年務める計画だという。（ブルームバーグ）