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[ 科学技術・大学 ]
(2019/2/16 05:00)
【北京=時事】中国国家宇宙局は15日、無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が1月3日に世界で初めて月の裏側に着陸した地点を「天河(天の川)基地」と名付けたと発表した。嫦娥4号が撮影した画像を基に5カ所の命名を国際天文学連合(IAU)に申請し、今月4日に承認された。
中国共産党機関紙・人民日報(電子版)によると、名称に「基地」が付くのは、1969年に米アポロ11号が人類史上初めて有人月面着陸した地点の「静かの基地」に次いで2例目という。
着陸地点を囲む三つのクレーターのうち二つは、七夕伝説の星の名前から「織女(織り姫=ベガ)」「河鼓(彦星=アルタイル)」と命名。もう一つはベガ、アルタイルと共に「夏の大三角」を構成するはくちょう座のデネブを指す「天津」と名付けた。
また、着陸地点から北西に約46キロメートル離れた標高4305メートルの山を、山東省の世界遺産にちなんで「泰山」と命名した。
(2019/2/16 05:00)