[ ICT ]
(2019/3/5 12:30)
【ロイター時事】米半導体大手クアルコムは4日、同社の特許3件をアップルが侵害しているとして、数千万ドル超の損害賠償を求める訴訟をカリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁に起こした。
両社は2年にわたり世界中で訴訟合戦を繰り広げてきており、4月には主要な反トラスト訴訟の審理が始まる予定。
今回の特許訴訟もこれまでの訴訟合戦の一環。アップルはクアルコムが半導体分野での独占的な地位を守るために違法な特許運用を行っていると主張。一方、クアルコムは、アップルが特許料を支払わずにクアルコムの技術を使っていると批判している。
サンディエゴの地裁判事は4日から8日間、スマートフォンの起動を速くする技術やビデオゲーム操作時などに低電力化する技術など、クアルコムの特許をアップルが侵害したかどうかについて審理する。
アップルは裁判所に提出した書類で、クアルコムが主張する特許は無効との認識を示し、特許侵害の訴えを否定した。
(2019/3/5 12:30)