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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/24 05:00)
【シカゴ、モントリオール=ロイター時事】米ボーイングの新型旅客機「737MAX」の墜落事故を受けた運航停止により、米国とカナダの航空各社が航空便キャンセルや他の機材への振り替えなど、対応に追われている。
サウスウエスト航空とアメリカン航空は、米国で最もMAXを運航している2社となる。両社は、MAXに限らず、自社の運航ネットワーク全体でキャンセルがどれくらい広がるかを見極めるため、予約・オペレーションチームを強化したと明かした。
アメリカン航空では、所有するMAX24機の大半をマイアミ便で使用しているが、同便は春季休暇期間で搭乗率がほぼいっぱいだ。同社スポークスマンは、「すべてのマイアミ便をキャンセルできない。全社的にキャンセルを広げることで、影響を最小限の顧客にとどめることが目標だ」と語った。
例えば、アメリカン航空はマイアミとカリブ諸島を結ぶ便を、当初は737MAXで運航する予定だったが、これを座席数が同規模の737-800に振り替え、その737-800をキャンセルするといった措置が取られる。スポークスマンは、「MAXを予約していないのになぜキャンセルになるのか、顧客に説明するのは課題だ」と話した。
MAXを世界最多となる34機所有しているサウスウエストは、運航停止で1日当たり150便をキャンセルしている。ただすべてのMAX運航便がキャンセルされているわけではないという。
カナダ航空大手エア・カナダは19日、少なくとも今年7月1日までMAX24機を運航計画から外すと発表した。
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(2019/3/24 05:00)