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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/4/3 15:00)
【ニューヨーク=時事】3日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、エチオピアで起きた米ボーイング新型旅客機「737MAX」墜落事故に関し、パイロットは当初、同社が指示した緊急時の対応に従って機体の失速を自動的に防ぐ装置「MCAS」を停止させたが、機体をコントロールできず、装置を再び作動させていたと報じた。
事故の暫定調査結果の報告を受けた人々の話によると、パイロットは機首を上昇させるためMCASを停止したが、その後、再作動させていた。再作動させた理由は不明だが、手動で機首を上昇させることができなかったためとみられる。
インドネシアで昨年10月、同様の墜落事故が起きた際、ボーイングと米連邦航空局(FAA)はMCASの停止を含む緊急対応措置を告示していた。エチオピア航空のパイロットはこれに従ったが、墜落を防げなかったことから、対応の見直しを迫られそうだ。
(2019/4/3 15:00)