[ 政治・経済 ]
(2019/5/14 05:00)
総務省は13日、通信機能を持つ家電製品などに割り当てる携帯番号が今後不足すると見込まれるため、新たに「020」で始まる14桁の番号約100億個を追加する方針を固めた。遅くとも2021年末までに新番号を追加する案が総務省の有識者会議に提示され、NTTドコモなど携帯大手3社が了承した。
総務省は意見公募を実施した上で、6月にも正式な報告書をまとめ、年内に省令などを整備する。システム対応が完了した携帯大手には、前倒しで新番号を割り当てる。
スマートフォンなどの携帯電話番号は現在、「090」「080」「070」で始まる11桁の番号が用いられ、IoT(モノのインターネット)機器向けは17年1月から「020」で始まる11桁の番号が使われている。
総務省によると、「020」で始まる約8000万個の番号のうち、19年3月末時点で3260万個が携帯大手に割り当てられた。次世代通信規格「5G」の商用化が迫る中、11桁のままでは22年度中にも番号が枯渇する見通し。同省は番号を新たに100億個増やし、高まる需要に対応する必要があると判断した。(時事)
(2019/5/14 05:00)