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[ 医療・健康・食品 ]
(2019/5/28 05:00)
【ベルリン=時事】世界保健機関(WHO)は25日の総会で、ゲームのやり過ぎで日常生活に支障を来す「ゲーム障害」を、依存症として正式に認定した。各種の疾病を類型化した「国際疾病分類」を1990年以来約30年ぶりに改定し、ゲーム障害を盛り込んだ。2022年1月から適用する。
ゲームが進化する一方で、依存症の問題は深刻化。特に他のプレーヤーと一緒に遊ぶオンラインゲームは自分の意思でやめにくい場合があり、世界各地で長時間のプレーの末に死亡するケースも出ている。疾患として認定することで、各国での治療や対策を促す。
今回の改定でオンライン、オフラインのゲームによる症状の双方を依存症として認定。①ゲームをする頻度や時間、開始と終了のタイミングなどを制御できない②日常のその他の活動よりゲームを優先する③家族関係や社会生活などに悪影響が出ているのにゲームを続ける―といった状況が12カ月以上続けば、依存症と診断するという基準を示した。
(2019/5/28 05:00)