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[ 建設・住宅・生活 ]
(2019/6/6 05:00)
5日に開幕した「2019防災産業展」には「安全・安心な住・生活環境を実現する」をテーマに111社・団体が出展し、防災・減災に関する対策製品や先端技術を展示・実演した。企業の事業継続計画(BCP)の意識が高まる中、来場者は最先端の防災・減災対策や技術に関心を寄せていた。
【浸水を最小限】
文化シヤッターは建物の浸水被害を最小限に抑える4種類の止水製品を展示・実演した。止水ドア「アクアード」は止水高さ3メートルで、一般的なスチールドアと同等の操作性、防火性能を併せ持つ。企業のBCP意識が高まり、ビルや工場の電気室、サーバー室に導入が進む。「最近は発電所、空港からの引き合いが多い」(小松忠博新事業・特需事業本部止水事業部長)という。
【電池残量把握】
NTTドコモは指定避難所の電力を見える化する活用法を紹介した。仙台市、東北大学と共同実験協定を結び、196カ所の蓄電池を有効利用。避難者が災害時などに避難場所で使える蓄電池の残量を把握でき、「タブレット端末やスマートフォンから非常用電源の情報が一目でわかり活用できる」(竹野和彦先進技術研究所主幹研究員)。
三菱ケミカルホールディングス(HD)はグループ各社の防災・減災製品を展示。地下水ろ過システムは公共水道を単価の安い地下水に切り替え、初期投資なく公共水道料金を削減できる。普段使いながら、災害時は防災・減災対策に役立つため「BCPの観点から病院や商業施設、工場に導入が進んでいる」(中西信之市場開発統括マネジャー)と堅調だ。
【カメラ即設置】
イートラスト(東京都台東区)のクラウド型防災監視カメラシステムは、インフラ条件に左右されず即時の設置が可能。同社の畔上信康氏は「国交省の革新的河川技術プロジェクト(第3弾)実証実験に参加し、自治体の引き合いが増えている」と話す。
減災サステナブル技術協会(東京都千代田区)ではミズノマリン(大阪府豊中市)が25人乗り救命艇シェルターを展示、来場者に注目されていた。
(2019/6/6 05:00)
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