【電子版】VW、管理・生産部門でデジタル化推進 4800億円超投資

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  VWのヴォルフスブルクの組立工場（18年3月、ドイツ・ヴォルフスブルク＝ブルームバーグ）

【フランクフルト＝時事】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン（VW）は5日、2023年までに管理や生産分野の業務を中心にデジタル化を推進するプロジェクトに最大40億ユーロ（約4800億円）投資する方針を表明した。これに伴い、デジタル化に関連する要員を最低でも2000人増やす。

　声明によると、中核ブランドのVWやグループの部品子会社などで手作業で進めていた業務をIT技術に置き換え、作業の迅速化や柔軟性向上を目指す。デジタル化や組織スリム化で不要となる最大4000人の人員については、向こう10年間は解雇を避け、早期退職などの措置を講じて減員することで従業員代表と合意した。