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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/6/14 05:00)
電気自動車(EV)メーカーの米テスラは現在建設中の上海工場に加えて、将来的に中国でさらに複数の工場を置くことを見据えている。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が表明した。米国に次ぎ同社にとって2番目に大きな市場である中国の規模が、その理由だとしている。
マスクCEOはカリフォルニア州マウンテンビューで11日開催された株主総会で、「中国は地理的にとても大きく、物流コストを減らすため中国の別の場所でも工場を持つことは理にかなうだろう」と述べた。
テスラが上海で建設を進める巨大工場では、電池と中国市場向けEVの生産を年内にも開始する予定。
マスクCEOは年50万台と発表している上海工場の生産目標は「暫定的」で、長期的には年間生産能力が100万台を突破する可能性があると説明したが、それがいつになるかには言及しなかった。
同CEOによれば、中国での現地生産は納車ペースを速め、テスラの資本効率改善にも寄与する。ただ、中国での生産能力拡大がすぐではないことも示唆。「そんなにすぐに資金を出すことはできないし、そんな資金がわれわれにないことはご存じでしょう」と話した。(ブルームバーグ)
(2019/6/14 05:00)