[ トピックス ]
(2019/8/9 05:00)
10日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「機械設計」9月号では、「事例から学ぶ構想設計の効果的な進め方」を特集する。
設計は大きく構想設計と詳細設計に分かれる。設計の方向性を決め、性能を決定づける構想設計段階における設計検討が不十分だと詳細設計段階で問題が発生し、手戻りを余儀なくされ、コストや開発期間にも大きく影響する。
しかし、近年では一部を改良するだけの繰り返し設計が多くなっているために構想設計がおろそかにされている実態が見受けられる。この状況が続くと、本来創造的な行為であるはずの設計が単なる作業プロセスになり、その結果旧態然とした製品が生み出されることとなる。仮に改良設計であっても原点に戻って現時点で最適な設計が求められる。
本特集では、このような点に鑑み、第一線の研究者や開発者が熱、形、システム、音振動、機構、構造(材料)の事例を通じて構想設計の効果的な進め方を解説する。併せて、特集の後半では、構想設計を効率的に行う際に役立つ手法やツールを紹介する。
(2019/8/9 05:00)