[ トピックス ]
(2019/8/19 05:00)
20日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「工場管理」9月号では「中小企業のための人材育成体系づくりQ&A」を特集する。将来のキャリアアップを見据えた人材育成の進め方をひもとく。
中小企業は大企業に比べ教育にかける人・時間・資金の確保が難しく、現場任せの教育になりがちだ。しかし、長期的な視点で中核人材を育成することが企業の将来の発展に関わってくる。特集の総論でベーシック・マネジメント研究所の高原昭男氏は、「経営者がビジョンや求める人材像を明確にするなど人材育成への方向付けが重要」と強調。Q&A解説では中小企業で起こり得る人材育成の悩みや困りごとを取り上げ、中核人材を育てる方法、教育訓練体系の立て方、教育効果の測定方法などを指南する。
また、8社の人材育成の事例を紹介。産業装置の設計・製造を手がけるアトム精密(東京都八王子市)は、外国人の雇用・育成を機に自社の技術を洗い出し、スキルマップや職務別職業能力体系図を作成。人材育成を体系化したことで現場レベルも上がり、売り上げにも好影響を与えている。
(2019/8/19 05:00)