(2019/9/13 05:00)
日刊工業新聞社は12日、東京・霞が関で「第22回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」(経済産業省・環境省後援、日本冷媒・環境保全機構協力)の贈賞式を開いた。経済産業大臣賞にセントラル硝子の「低GWPフッ素系溶剤の開発と実用化」、環境大臣賞に日本冷凍空調設備工業連合会の「フロン漏洩防止システムの構築と普及」が選ばれ、受賞者に表彰状と記念盾が贈られた。
来賓の経産省の高田修三製造産業局長は「卓越した技術、取り組みが世界のフロン対策をけん引する」と祝辞を贈った。環境省の近藤智洋地球環境局長は「海外のフロン対策の伝道師としての活躍を期待したい」と述べた。
優秀賞は日本熱源システムの「産業用CO2冷凍機の開発と普及」、三菱重工サーマルシステムズの「低GWP冷媒を適用した高効率ターボ冷凍機の普及」、審査委員会特別賞はニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングの「フロン漏洩防止体制の構築」が受賞した。
関屋章審査委員長(産業技術総合研究所名誉リサーチャー)は、「幅広い応募があり、技術の優位性、省エネ性、完成度を重視して評価した」と講評した。
(2019/9/13 05:00)