(2019/10/18 05:00)
「産業人クラブ全国大会in新潟」(日本産業人クラブ連合会主催)が17日、朱鷺メッセ(新潟市中央区)で開幕した。参加者からは「交流をすることで、産業界にも好影響が広がる」「全国大会が時代を乗り越えるヒントになればいい」と期待する声も聞かれた。全国大会は初。大懇親パーティーでは、参加者同士が積極的に交流した。(総合1参照)
基調講演を井水治博日本産業人クラブ連合会会長(日刊工業新聞社社長)、特別講演をナミックス(新潟市)の小田嶋寿信社長が行ったほか、テーマごとの分科会も開いた。「産業人クラブの活用事例」がテーマの会では、根岸孝雄茨城産業人クラブ副会長(大塚製作所会長)が「会員が業種に関係なく交流しており、悩みも話せ、先達の経験も聞ける会になっているため、クラブが活発に活動している」と事例を発表。参加者は興味深く聞いていた。
美馬徹大阪産業人クラブ副会長(関西金属工業社長)は「全国の産業人が一堂に会し、交流と情報の共有を図ることは、各企業の経営に役立つばかりでなく、これからの産業界にとっても大きな意義をもつ」と強調した。
森誠名古屋産業人クラブ会長(富士精工会長)は「同業者の交流にはコンプライアンスという“たが”があるが、産業人クラブ全国大会は異業種交流。“たが”が外れて何が出るのか期待したい」と大会からイノベーションなどが生まれることに胸を膨らませた。
田村興造中国四国産業人クラブ会長(広島ガス会長)は「参加した会員がつながって、不透明な時代を乗り越えるヒントを得るきっかけになればと思う」と期待を示した。
パーティーでは新潟産業人クラブ名誉会長の花角英世新潟県知事があいさつ。大会開催を祝いつつ「多業種の会員が交流して化学反応が起き、自社事業にプラスとなり、人生の宝も得られる産業人クラブはある意味うらやましい」とたたえた。その後は参加者同士が談笑して、にぎやかな雰囲気に包まれた。
(2019/10/18 05:00)
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