(2020/3/26 05:00)
三井住友銀行は25日、新型コロナウイルスの感染拡大の打撃を受けるサプライチェーン(部品供給網)の維持・管理を目的とした特別ファンドを設けたと発表した。大企業向けに総額2000億円で、運転資金や設備資金を貸し付ける。インターネットバンキングでの申し込みも可能。
日銀が金融緩和の一環として導入した企業の資金繰り支援策を活用。金融機関側の資金調達コストが下がる分、貸出金利も下げられる見込み。限度額は設定しない。期間は1年以内。特殊当座借り越しや証書借り入れ、手形借り入れを利用できる。
併せて、中堅・中小企業向けに総額1000億円の特別ファンドも新設。部品供給網の維持など目的を限らず、売り上げ低迷に見舞われる中堅・中小に運転資金などを貸し付ける。貸出金額は原則1億円以上。定型ローンの場合は3000万円以内。いずれのファンドも取扱期間は9月末まで。
(2020/3/26 05:00)
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