(2020/4/8 05:00)
銀行大手3行は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、いずれも企業の資金繰りを支援する数千億円規模のファンドを設けている。三井住友銀行は大企業向けに運転資金や設備資金を貸し付ける。部品供給網の維持・管理が目的だ。三菱UFJ銀行は、新型コロナの影響下にある既存取引先を対象とした。みずほ銀行は1件当たり1年以内の借り入れで、金額は原則3000万円以上とした。
各行いずれも日銀が金融緩和の一環として導入した資金繰り支援策を活用する。
三井住友銀の特別ファンドは大企業の部品供給網の維持・管理を目的に、総額が2000億円。中堅・中小企業向けに総額1000億円の特別ファンドも新設済みだ。目的を絞らずに運転資金などに貸し付ける。
みずほ銀のファンドは新型コロナの影響を受けた大口取引先に対し、金利を優遇して融資対応を行う。
総額は3000億円。また、新規や中小企業向けの特別融資制度は、取扱終了日を9月30日まで2カ月延長した。
三菱UFJ銀は数千億円規模のファンドとした。借入期間が最長で1年間の短期運転資金を融資する。比較的低い金利メリットを提供する。
(2020/4/8 05:00)
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