(2020/5/19 00:00)
【静岡】レント(静岡市駿河区、田島潤一社長、054・265・2201)は、生産現場のエア漏れ部位を特定、画像表示するハンディタイプの探知機「エアリークビューアー」のレンタルを始めた。リークに伴い発生する超音波を検出、解析してエア漏れ部分を特定する。確認したい部分に本体カメラを向けると本体モニターにカメラ映像とエア漏れ状態の音圧マップを重ねて表示するため、専門知識がなくても検出作業が可能だ。設備の定期修繕時にエア漏れをチェックすることでエネルギーロスを減らし、生産性改善に役立つとして製造業全般に提案する。
レンタルするのはJFEアドバンテック製のエアリークビューアー「MK-750」。レンタル価格は1日当たり1万2000円。本体は1.2キログラムと軽量で、持ち運びしやすい。エアリークが起こると、それに起因した超音波が発生する。これを本体に配列したセンサーで検知。センサーの配置位置による超音波の到達時間差を解析することで、超音波の発生源を特定する。また、液晶画面に実際の設備の映像の上に解析した音圧分布も表示するため、リーク部分を視認できる。映像はSDカードに保存できる。
横方向50度、縦方向30度の広範囲が測定対象のため、効率的に検知作業が行え、架空配管など距離のある設備のリークも検出する。超音波を利用するため騒音環境で使用可能だ。
レントは製造業・設備業のレンタル市場を開拓しており、工場内でエア供給をおこなうモーターコンプレッサのレンタルにも力を入れている。モーターコンプレッサのレンタル事業を展開するなかで、エアリークやエネルギー損失改善のニーズが強い。リーク検知のほか、流量測定サービスも行うなど、総合的なソリューションを提供している。
(2020/5/19 00:00)