(2020/4/29 05:00)
新型コロナウイルスで多くの店舗が休業に追い込まれている。国が緊急事態宣言を発出し、東京都が休業要請を表明した時には、対象範囲で国とひともんちゃくしたのは記憶に新しい。
その後都が公表した休業要請業種のリストも、混乱を呼んだ。早い段階で注目を集めたのは「タピオカ屋は休業要請の対象なのか」。答えは対象外。営業はできるが、感染防止対策と営業時間短縮の協力が要請される。
「アイドルグッズ専門店」「まつげエクステンション」店は?。答えは対象だが、1000平方メートル以下なら法律によらない協力依頼にとどまる。なかなか難解で、自分の経営する店は開けていいのか、ダメなのか。そんな問い合わせが都には殺到したという。
そんななか、対象と明記されたパチンコ店が営業を続け、そこに多数の客が集まる“3密”状態が全国で問題になっている。店側は「他の店もやっているから」、客は「開いているから来た」―他者を言い訳にするのが何とも見苦しい。
しびれを切らし店名公表に踏み切った自治体も出ている。自分だけでなく、大切な家族や他者にも被害を及ぼすのが、感染症の怖いところ。きょうから大型連休本番。退屈でもステイホームで頑張りましょうよ。
(2020/4/29 05:00)