新型コロナ／オンライン学習支援システム、教育機関に無償提供 大阪府大

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大阪府立大学は、学内で開発したオンライン学習支援システムの「ｍｅａＱｓ（ミークス）」を他大学や高校などの教育機関に無償提供する。２０２１年２月２８日までの期間限定。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として各大学が取り組むオンライン授業で、主体的で対話的な学びをしやすくする。多くの大学が使っている学習支援システム「Ｍｏｏｄｌｅ（ムードル）」のオプションとして利用できる。

ミークスは従来の講義型の授業をアクティブラーニング化するために開発した。講義内容に関する問題を受講生が作ることで内容を確認し、互いの問題を解き合う「協調学習環境」が特徴。

個々の受講生の理解が断片的でも、互いの問題を見ることで知識を共有できる。データが蓄積すれば問題集にもなる。教員は学生が作った問題を見て理解度を把握できる。

従来、時間外学習の場などに活用してきたが、オンライン授業の学習成果確認がしやすくなることにニーズがあるとみて無償提供を決めた。受講生同士のコミュニケーションも確保しやすい。