(2020/5/22 05:00)
みずほフィナンシャルグループ(FG)は、新型コロナウイルスの感染拡大で多大な影響を受けた企業や個人を支援するため、「J―Coin(Jコイン)基金」を設立する。同社がまず5億円を拠出する一方、傘下のみずほ銀行が提供するスマートフォン決済サービス「J−Coin Pay(Jコインペイ)」を活用し、利用者らから幅広く寄付を募る。
みずほ銀は7月下旬に、Jコインペイの送金機能を用いて、少額から募金ができる機能を追加する予定。基金に集まった寄付金は、医療機関や生活困窮家庭、学生らに提供する。コロナ影響の長期化が見込まれる中、スマホで手軽に寄付できる手法を利用することで、持続可能な支援としたい考えだ。
同社はまた、コロナ感染拡大の収束後を見据え、取引先企業の資本毀損(きそん)による企業価値低下を避けるため、資金支援を行う。「アフターコロナ対応ファンド(仮)」を設立するなどし、財務基盤整備や成長投資に役立てる。
(2020/5/22 05:00)