新型コロナ／松本製作所、組み立て容易なフェースシールド 30秒で完成

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松本製作所（大阪府摂津市、松本庸平社長、０６・４８６２・８８８３）は、組み立てが容易なフェースシールド（写真）を発売した。本体とストラップを同じフィルム素材で構成することにより、３０秒程度で組み立てられるのが特徴。新型コロナウイルス感染症対策として飲食店、スーパーマーケット、学校向けなどに提案する。

プラスチック成形などを手がける三島金型（大阪府摂津市）を通じて販売する。価格は１箱１００セット入りで２万８０００円（消費税抜き）。月１００箱の販売を目指す。夏にかけて気温が上昇する中、熱中症の恐れがあるマスクに代わり、フェースシールドの需要増に期待する。３日に摂津市へ１０００セットを寄贈する。

松本製作所内のクリーンルームの空きスペースを活用し製造する。同社は車載機器やアミューズメント機器向けなどのフィルム部品を製造するが、新型コロナの影響を受け、足元では受注が減少。クリーンルームの空きスペースを有効活用した。