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(2020/6/18 05:00)
【前橋】群馬電機(群馬県みどり市、西村稔社長、0277・73・2417)は、新型コロナウイルス感染症対策製品を新たな事業の柱として育成する。事務作業や飲食向け、接客用など用途が異なる卓上タイプのパーテーションやシールドを相次ぎ発売した。同社は数年前から社会的課題解決につながる製品の開発プロジェクトを推進。この成果として新型コロナ対策製品を発売したもので「シリーズ化したい」(上野文雄会長)としている。
プラスチック段ボールとポリエチレンシートで作製した卓上パーテーションは、オフィスでの事務作業向けのタイプと、飲食時に使用するタイプを用意。事務作業用は、正面と左右の3方向をついたて状に囲った形状。飲食用は人数に応じて正面のパネルの大きさを三つのサイズから選べる。いずれも透光性プラスチックの採用で手元の明るさを確保できる。軽量な素材を組み合わせて簡単に設置でき、移動も容易。価格は3800円(消費税抜き)から。
一方、接客業務用のアクリル樹脂製シールドは全体の高さが65センチメートルで、下部に高さ15センチメートルの開口スペースを設けた。開口スペースには塩化ビニール製のカーテンを付けており、飛沫(ひまつ)の拡散を防ぎつつ書類などの受け渡しを行える。使用環境に応じて横幅が50センチ―120センチメートルまでの8サイズを用意した。価格は1万3600円(消費税抜き)から。
群馬電機は電子機器の設計・製造が主力事業だが、今後も社内プロジェクトを通じ、社会問題解決に寄与する製品群の開発を進める。
(2020/6/18 05:00)
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