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(2020/7/2 05:00)
UACJと名古屋市立大学は、銅が持つ抗菌効果を医療現場へ応用する産学共同研究を行い、銅の抗菌効果を有する透明フィルムを開発した。フェースシールド(写真)やパソコン用キーボードカバー、医療機器の操作パネルカバーなどに応用が可能で、細菌やウイルスの接触感染拡大の防止への効果が期待できる。
共同開発の銅フィルムを用いて、黄色ブドウ球菌と大腸菌に対する抗菌効果を調べた。銅フィルム上では黄色ブドウ球菌は50分以内に、大腸菌は30分以内に死滅した。銅を付着しないフィルムでは細菌の減少効果は確認できなかった。
今後は、黄色ブドウ球菌と大腸菌以外の他の細菌やウイルスへの効果検証を実施する。介護や保育などの現場への導入も目指す。
(2020/7/2 05:00)
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