(2020/7/9 05:00)
京都大学医学部付属病院は8日、新型コロナウイルス感染症の第2波以降に備え、院内感染防止に向けた施設整備のためクラウドファンディングで寄付を募ると発表した。同病院によるクラウドファンディングは初。手術室や集中治療室、検査室などの空気圧を外部より低くする陰圧化を行う資金を募る。空気が室外へ流れないよう制御し、院内感染を防止する。期間は9月30日23時まで。目標金額は3000万円。
陰圧化するのは手術室5室など計14室。新型コロナに感染した患者が検査や手術を受ける時にウイルスを室内に封じ込め、他の患者や医療関係者を感染から守る。新型コロナ患者の受け入れ態勢充実に加え、以前と同様の通常診療や高度先端医療、救急医療の体制維持を実現する。
現在、病院運営は感染症対策費用が増える一方、感染拡大防止のための手術件数制限に伴う減収に直面している。国からの陰圧化向け補助金は対象の場所が限られるため、寄付を募ることにした。
(2020/7/9 05:00)
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