新型コロナ／政府分科会、感染状況を４段階で評価 病床数などで判断

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政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が、各都道府県の感染状況を定量的に評価するための指標をまとめた。（１）今後、確保できる重症者用病床の最大数に対し、すでにふさがっている病床の割合（２）自宅・宿泊療養を含む療養者の数（３）ＰＣＲ検査の陽性率（４）新規感染者の報告数（５）直近１週間と前週の新規感染者数の比較（６）感染経路不明者の割合―など９項目で、感染状況を４段階で評価する。

４段階で最も深刻な状況に当たる「ステージ４」の場合は、緊急事態宣言などの強力な対策を検討するべきだと指摘。これに続く「ステージ３」の場合も感染防止策を講じていない酒類提供飲食店への休業要請やイベント開催の見直し、人が集まる観光施設の入場制限などが必要だとした。その上でこれらを判断材料とし、事態の悪化を防ぐための対策を考えるよう都道府県知事に促した。

この指標によれば東京、大阪、愛知、福岡の４都府県は９項目のうち６項目がステージ３または同４に、沖縄県も５項目が同３か同４に該当する。