(2020/8/14 05:00)
日刊工業新聞社が17日に発行する「型技術9月号」は「ソフトマテリアルのための金型技術〜ゴム成形、フィルム加工の最前線〜」を特集する。金型と言えば金属材料のプレス加工や鍛造が思い浮かぶが、ゴムやエラストマーの成形、フィルムや粘着シートの打ち抜きにも金型は使われている。これらソフトマテリアルの加工に使う金型には、金属加工向けとは違った工夫やノウハウが存在する。そこで特集ではソフトマテリアルに対応した金型に求められる要素や具体的な設計・製作の工夫を紹介した。
まずゴム金型とフィルム・シート加工用金型について、加工する材料の特性や加工方法の種類、加工の難しさ、近年の顧客ニーズなどを解説。事例は、ゴム金型やフィルム・シート加工用金型、化学繊維紡糸用ノズル、粉末から錠剤をつくるための金型などを手がける各社を取り上げた。また、のりやおぼろ昆布などを素材にした食べられる器を手がける木村アルミ箔、1枚の紙から3次元形状の容器をつくる技術を持つ蔵前産業の2社を取材し、リポートを掲載した。
(2020/8/14 05:00)