(2020/8/18 05:00)
【千葉】Eプラン(千葉県船橋市、松沢民男社長、047・404・9240)は、強アルカリイオン電解水の生産能力を1日1トンから10倍に引き上げる。千葉県市原市の建築関連企業と共同で9月初旬から始める。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、洗浄することで、ウイルスを不活化できる同電解水の需要増加に対応する。
現在、強アルカリイオン電解水と同電解水を主成分としたハンドソープについて「生活用品を取り扱う大手商社をはじめ、さまざまな業種から引き合いがある」(松沢社長)という。それに伴い、埼玉県越谷市の協力会社だけでは受注をカバーできなくなりつつある。
そのため建築関連企業と手を組み、8月末までにEプランの工場に同電解水生成装置と充填設備の設置を完了し、同電解水とハンドソープの生産を本格化する。
これにより同電解水とハンドソープを合わせて、早期に月間2万本(500ミリリットル換算)の生産体制を構築する。一方、生成装置については首都圏近郊の協力会社とタイアップして需要に対応していく。
Eプランは、純水および微量の食品添加物からアルカリイオン濃度(pH)12・5―13・4の同電解水を生成する装置を製造販売する。洗浄・除菌力が高いことに加えて、腐食の原因となる塩素イオンを含んでいないために洗浄した金属が錆びないことから、製造業などで普及が進む。
同電解水生成装置は千葉県のものづくり認定製品として、同電解水は同県船橋市のものづくりグランプリにそれぞれ認定されている。また各種ウイルスの不活化と食中毒菌の除菌は日本食品分析センターに依頼した試験で確認している。
(2020/8/18 05:00)
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