新型コロナ／須藤機械、銅・真ちゅう製抗ウイルスフック ボタン操作・ドア開閉に

• 

  つり革を安定してつかめるように、穴の部分を２―３本の指が入る大きさにした

【前橋】須藤機械（群馬県伊勢崎市、須藤純吾社長、０２７０・６２・８２８８）は、抗ウイルス性を持たせたアシストフック「ブロンズ・ハンド・アシスト」を発売した。銅と真ちゅうを素材に採用し、高級感を持たせた。価格は表面に桜の柄を彫ったタイプが５６００円（消費税抜き）、柄なしが５１００円（同）。新型コロナウイルス感染症対策グッズとして、ボタン操作やドアの開閉などでの利用を見込む。

全長８０ミリ×幅５０ミリ×厚さ５・５ミリメートル、重さ約７０グラム。材質は純銅と、銅の含有率が約７０％の真ちゅうの２種類で、板状の材料を削り加工し、表面が滑らかで指の痛みを感じにくい形状に仕上げた。また電車やバスのつり革を安定してつかめるように、穴の部分を２―３本の指が入る大きさにした。

同社は自動部品の切削加工が主力事業で、ブロンズ・ハンド・アシストは初の自社製品。