(2020/9/11 05:00)
日刊工業新聞社は10日、東京・霞が関で「第23回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」(経済産業省・環境省後援、日本冷媒・環境保全機構協力)の贈賞式を開いた。経済産業大臣賞に日清紡ケミカルの「HFOを用いたトンネル裏込用ウレタン注入材」、環境大臣賞にナンバの「IoTフロン漏えい管理システム」が選ばれ、受賞者に表彰状と記念盾を贈られた。
来賓の経産省の藤木俊光製造産業局長は「地球温暖化対策だけでなく、時代が求める技術開発に挑戦していた」と受賞者をたたえた。環境省の小野洋地球環境局長は「何重ものメリットがあり、世界への技術展開が期待される」と述べた。
優秀賞はアースクリーン東北の「フロンレスの換気冷房空調機利用システム」、審査委員会特別賞はコーアツの「新型ハロン代替ガス消火剤用静音形噴射ヘッド」が受賞した。関屋章審査委員長(産業技術総合研究所名誉リサーチャー)は「新規性、省エネルギー性、環境保全、技術の完成度を重視した」と講評した。
(2020/9/11 05:00)