機械設計３月号／歯車・歯車機構の最新技術と設計手法の動向

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日刊工業新聞社が１０日に発売する月刊誌「機械設計３月号」は「歯車・歯車機構の最新技術と設計手法の動向」を特集する。歯車・歯車機構に関する研究動向や開発事例、設計・解析ツールの機能や活用方法などを紹介する。

法政大学の相原建人准教授が自動車用歯車の近年の研究事例を振動騒音・強度・効率の観点から解説した。セイコーウオッチは、機械式腕時計の最近の歯車技術を加工技術の観点から紹介した。神崎高級工機製作所は、多目的４輪車用の動力伝達用歯車について、低騒音化および高強度化に向けた設計・解析手法を解説した。

また歯車材料として焼結金属歯車、プラスチック歯車の動向を説明。歯車解析ソフトウエア、機構解析ソフトの最新機能や活用のポイントなども取り上げた。

歯車は機械の減速・増速といった動力伝達機構を構成するための重要な機械要素。歯車性能（振動・騒音・効率・伝達精度など）と寿命（強度）は機械の性能と寿命に直結しており、歯車機構の設計技術の向上は製品の高度化に欠かせない。