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(2021/7/14 05:00)
15日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「工業材料」8月号では「医療のクオリティライフに挑むバイオマテリアル」を特集する。
医療・ヘルスケア分野で利用されている材料は、患者の生活の満足度を視野に入れての開発が進んでいる。特集の総論で、東京理科大学の菊池明彦教授は「生体機能を最大限に発揮し得る新しいバイオマテリアルの開発」と題して研究開発の現状と今後について展望する。
続いて東京大学の石原一彦名誉教授は人体になじむMPCポリマーの創製と医療器具への実装、東京大学の福島和樹准教授は生体親和性・生分解性ポリマーからの抗血栓性材料、東京医科歯科大学の横井太史准教授と川下将一教授はがん治療と硬組織修復について論じる。さらに東京工業大学の林智広准教授は人工知能(AI)を用いたバイオマテリアル設計について解説する。
産業界からは、三井化学が歯科医療のデジタル化と3Dプリント、日本ピストンリングがQOL(生活の質)をさらに高めるチタン合金とその加工技術を紹介する。
(2021/7/14 05:00)