大阪産業人クラブなど、新春互礼会開く

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　日刊工業新聞社と大阪産業人クラブ、滋賀産業人クラブは１８日、ＡＮＡクラウンプラザホテル大阪（大阪市北区）で「２０２２年新春互礼会」を開いた。前回はコロナ禍で中止となり、２年ぶりの開催。中国不動産大手の経営危機や米中関係の悪化などを受け、世界が中国情勢に注視する中、日本国際問題研究所客員研究員で現代中国研究家の津上俊哉氏（写真）が「２０２２年中国の行方―経済、政治、外交の行方」をテーマに講演した。

　津上氏は中国で発生した不動産バブルについて「『隠れた政府保証』で金融不良債権が保護されることが問題」と説明。また米中対立について、中国の格差拡大と米国内の分断で、両国が共倒れする可能性を指摘した。

　来賓を代表してあいさつした近畿経済産業局の伊吹英明局長は２５年開催予定の大阪・関西万博を見据えて「万博の機運が大阪の産業界でも高まっている。今年は（その機運を）大阪から日本へ広げていきたい」と述べた。